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2020年4月

  • 2020年4月16日

    アパート経営をしている個人が不動産所得の申告をする際、屋根塗装の経費を必要経費または減価償却をすることが可能です。

    雨漏りの修繕やひび割れなどの補修など、屋根の修復や維持のための出費は修繕費として経費計上ができます。

    一方で、屋根の色をキレイにして入居者募集のためのイメージアップを図るような工事をすることや従来よりも耐久性や性能の高い塗料で屋根塗装をした場合には資本的支出となることが少なくありません。

    その場合も減価償却が可能なので、利益の圧縮が可能です。

    国税庁のガイドによれば、塗料の種類に基づく法定耐用年数はアクリル樹脂塗料が5年~7年、ウレタン樹脂塗料が10年、シリコン樹脂塗料は12年~15年、フッ素樹脂塗料なら15年~20年となっています。

    アパートの新築時から建物の減価償却をしてきて、そろそろ経費計上できるものが少なくなってきたといったときに、定期的に屋根塗装をすることで減価償却が可能となります。

  • 2020年4月9日

    屋根塗装をする際には屋根の部材の種類や特徴に応じて、適切な処理をしていかなくてはなりません。

    日本家屋でも比較的、築年数の古い住宅や田舎などに多い長尺カラートタンの場合は、その素材が金属であるため、サビを出さないための丁寧な処理が大切です。

    まずは、一般的な屋根塗装と同様、高圧洗浄を行います。

    水はサビの原因となるので、半日ほど明けるなどしてよく乾かします。

    次にケレン作業を行い、トタンに付いたサビや剥がれなどをキレイに取り除き、塗装面を滑らかにしていかなければなりません。

    一般的な屋根塗装では、その後シーラーによる下塗り作業へと入っていきますが、トタンは金属でできているので、ケレン後のデリケートな状態ではサビが付きやすくなって危険です。

    そのため、ケレン実施後、すぐにサビ止め塗装まで行うのが重要な工程となります。

    ケレン後は水をかけるのもリスクなので、風を送って細かなゴミを飛ばし、ようやく中塗り、上塗りの作業へとつながります。

  • 2020年4月2日

    屋根塗装をする際には作業を安全かつ効率的に行うために、家を囲むように足場を設置します。

    足場は屋根塗装をするうえでの作業場づくりであり、欠かせないものだから塗装の工賃に入っていると思っている方もいるかもしれません。

    ですが、足場の架設や解体にも専門的な技術が必要なので、塗装職人とは別の職人がそれぞれ1日ほどかけて、安全かつ丁寧に行っていくのが基本です。

    そのため、塗装職人の工賃とは別に足場職人の工賃や足場の部材の持ち運びなどの費用がかかるので、足場の架設や解体は別途、費用が加算されます。

    屋根塗装をする際の費用総額のうち、見積もりの内訳を見てみると、意外に大きな割合を占めているのが足場費用です。

    つまり、頻繁に屋根塗装を行うと、何度も足場費用がかさむということになります。

    そのため、塗料を比較した場合に少し価格は高いと思っても、耐久性が高い高品質な塗料を選んだほうが頻繁に塗り替えずに済み、トータルコストを抑えられます。