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2019年10月

  • 2019年10月29日

    セラミックとはトイレの陶器や瀬戸物などに使われている成分で、これを細かく粉砕して混ぜ込んだセラミック塗料が最近は話題を集めています。

    陶磁器の成分が入るというと硬さが出て、強靭になり、耐用年数が延びるイメージがありますが、セラミック成分は耐用年数や耐久性を延ばすものではありません。

    どのような役割があるかというと、一般的に期待される働きは汚れを目立たなくする作用や汚れを付きにくくする作用です。

    トイレやお皿などに使われている成分ということは、汚れが付いても水でサッと洗い流せる性質を持つということです。

    一般的な塗料は油膜を張ってしまうので水と油の関係で親和性がありません。

    ですが、セラミックが含まれることで親和性が高まり、雨が降った際に汚れを分散させて、汚れを目立たなくする効果が期待できるのです。

    さらにセラミック成分が塗膜の表面で硬化するタイプであれば、雨が降るたびに汚れを洗い流してくれる働きが期待でき、汚れが付きにくくなります。

  • 2019年10月21日

    アパート経営をしている場合に建物の維持管理や定期メンテナンスの一環として外壁塗装を行う場合、修繕費として不動産所得の経費に計上することができます。

    その際、一度に経費計上するのではなく、塗料の耐久性に応じて法定耐用年数に基づく減価償却が可能です。

    外壁塗装を行う際には、この塗料は耐用年数が長いですよ、などと提案されると思いますが、提案された内容や実際に使った塗料でメーカーが定める耐用年数をもとに、税務上定められている法定耐用年数を使う必要があります。

    アクリル樹脂塗料なら5年~7年、ウレタン樹脂塗料は10年、シリコン樹脂塗料は12年~15年、フッ素樹脂塗料であれば15年~20年です。

    一般的に耐用年数が長い塗料ほど、費用が高くなり、修繕費用もかさむことになります。

    ですが、アパート経営など事業をされている場合には経費や減価償却費として計上でき利益の圧縮ができるので、税務上のメリットが大きくなります。

  • 2019年10月15日

    ALCとは外壁に使われる素材の一つで、軽量で断熱性に優れ、近年の省エネ住宅で採用されることが多くなってきた部材です。

    軽量といってもコンクリート素材でできているので、耐火性や耐震性にも優れ、他の外壁部材に比べても耐用年数が高いことで人気を集めています。

    もっとも、無数の細かい穴が空いているのが特徴なので、湿気に弱く、苔などが付きやすいのがネックです。

    これを防止し、ALCの弱点を補ってALCのメリットを維持していくうえでは外壁塗装は欠かせません。

    表面を塗料の塗膜で多い防水性や撥水性を高めて、雨水の浸入や湿気が溜まるのを防ぐ必要があります。

    塗膜が剥がれてくれば、穴に溜まった湿気の影響で苔やカビが生え、見た目にも汚く見え、建物の耐久性にも影響を与えてしまいます。

    予防を兼ねて適切なタイミングで外壁塗装によるコーティングを行い、ALC壁を守るようにしましょう。

    耐久性に優れたシリコン塗料やラジカル制御塗料などがおすすめです。

  • 2019年10月7日

    外壁塗装には塗料の種類やグレードによって耐用年数に差があります。

    一般的にはアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の順に耐用年数は高まるのですが、実際のところはメーカーや配合成分量、グレードなどによって異なってきます。

    メーカーで示す耐用年数というのは、色あせレベルではなく、劣化がより進行したチョーキングが生じる段階を基準に設定しているのが一般的です。

    チョーキングとは外壁をこすったときに、塗膜が剥がれて白い粉を噴く状態を指します。

    これ以上の劣化が進むと剥がれや膨れなど雨漏りのリスクが高まるので、この段階が限界という基準が設定されているのです。

    外壁は風雨や紫外線に常にさらされるので、どれだけの耐候性があるかも耐用年数に大きく影響します。

    そのため、高い耐久性を求めるなら、JIS基準で耐候型1種の認定を受けた塗料がおすすめです。

    1種では試験において2500時間耐えられた塗料が認定されているからです。

  • 2019年10月1日

    外壁塗装は、どのようなカラーを選ぶかによって外観が大きく違ってきます。

    カラー選びにおいては、業者と慎重に相談することが大切です。

    ナチュラルでおしゃれな家に仕上がると、ホワイト系の外壁は人気です。

    けれども中には、白は汚れや埃が目立つのではないかと気になる人もいるのではないでしょうか。

    そんなときにも、光触媒塗装であれば安心です。

    光触媒膜には、セルフクリーニングを行う力が備わっています。

    黄砂や埃など分解されない物質を自浄してくれるのです。

    光触媒塗装であれば、ホワイト系のような薄い色の外壁でもキレイに維持することができるでしょう。

    寒色系にするか暖色系を選ぶか、塗装の色を考える過程もまた楽しいものです。

    実際に塗ってみると、カラーパネルの見本で見るよりも濃く仕上がることが多いので、見本よりもやや薄めのカラーを選ぶと失敗しにくいです。

    施工例を見せてもらったりカラーシミュレーションをしたりして、理想通りの素敵な外壁のマイホームを実現しましょう。